大学生レポート6「内郷地区 介護支援専門員定例会」

2月22日(木)、いわき市文化センターにおいて令和5年度第3回内郷・好間・三和地区介護支援専門員定例会が開催され、地区内22か所の居宅介護支援事業所のケアマネジャーの皆さん、及び内郷・好間・三和地区地域包括支援センターの皆さん、計65名が参加されました。

災害時に居宅サービスを利用者の方々へ継続的に提供するための訓練、BCPの評価を目的に行われました。具体的には、いわき市災害対策課本田係長からアドバイスをいただきながら、各事業所で作成したBCPが機能するのかを机上事例を用いて評価を行い、災害時を想定した支援の優先順位を時間内に決める演習を行いました。

BCP(事業継続計画)とは、令和6年度から作成が義務化され、災害時に利用者の方々への居宅サービスを継続するための計画となっています。今回の定例会を開催するにあたり、長期間の準備をされたようです。

参加者の皆さんは、例示された事例に真剣に向き合い、病態、薬の知識やADL(日常生活の自立度)、家の構造、ハザードマップ上の水害想定、年齢など様々な要因を考慮して優先順位を考え、意見交換をして新たな発見を自分たちの計画に取り入れようとしていました。また、改めて事業所、地域包括支援センターの業務内容の確認を行い、分担して、それぞれが機能できるような体勢も整えていました。  内郷・好間・三和地区は、5年前の10月と昨年の9月に豪雨災害にみまわれ、高齢者も多い地域です。このような定例会は、そこに住む地域の方々が安心して、自分らしく暮らしていくために必要なことだと感じました。