理事長挨拶

理事長

理事長 鎌田真理子

いわき市地域包括支援センターは地域ケアの中核として、市民生活にとって重要な機関としての役割が期待されており、いわき市内の日常生活圏域である7つの地区保健福祉センターにそれぞれ設置されています。

地域包括支援センターは中立性が求められる機関です。このため、厚生労働省では市町村が直営で経営するように提言をしています。しかし、いわき市では、専門的な職員を確保することと、市民の皆さまと同じ目線で仕事をする機関をめざし、NPO法人を設立しました。このような経営形態は全国でも珍しく、注目されています。

じつは専門的な職員を配置しなければならない理由は以下のようなことからです。

今後、ますます高齢の方たちが増えますし、家族の人数が減り、世帯の規模も小さくなっていきます。そうなるとこれからは家族だけではできないことも出てくると予測されます。地域に目を転じますと、生活環境については、地域の商店街の衰退や、公共交通路線の廃止など、車を持たなければ不便な社会になっています。また、いわき市内でも高齢者の方たちをねらった悪徳業者の被害も報告されており、認知症など意思を表明できない状態になると、財産をだまし取られるのではと不安で、このままでは地域では暮らせない環境です。

暮らしの中の不安や危険を解決するため、地域包括支援センターには専門職員が地域に出かけていき、家庭訪問をしたり、地域のつながりづくりなどをしています。なかなか見えにくい活動ですが、地道に歩んでいます。

地域包括支援センターの専門職員には、地域ケアの専門スタッフである保健師、相談援助の専門家である社会福祉士、経験豊かな主任ケアマネジャーらが、高齢の方たちやご家族に「介護予防ケアマネジメント」、「包括的・継続的ケアマネジメント支援」、「権利擁護」、「総合相談支援」の業務を実施しています。

今後も専門家としての力を発揮しながら、「福祉力のある地域づくり」と「人がつながる力」が強くなるように、いわき市民とともに歩む地域包括支援センターづくりをしていきます。

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